「ふれあい」をかたちに/NPO法人ウエーブ

杉並木で有名な日光街道の宿場町「今市(現日光市)」。中心部に近い閑静な住宅街の一角にNPO法人ウエーブがある。

 

モットーは「困った時は、お互い様」。

 

相互扶助の精神に基づき、「高齢になっても」「身体に障がいを持っても」「子育て中であっても」安心して生活できる地域コミュニティーづくりを目指し、訪問介護やデイサービスなど介護事業全般を行っている。

 

ウエーブを支える縁の下の力持ち・芳賀淳史さんに思いをうかがった。

 

 

 

お金で買えない充足感をもとめて

「大学卒業後ヤマハに入社して営業畑を歩んでいたのですが、利益ばかりを追求する企業社会のあり方に疑問を抱くようになりました」。大学で哲学を学び、人間には金銭だけではない「何か」が必要だと考えていた芳賀さんに人生の転機をもたらしたのは、ある人物の言葉だった……

 

「うれしい」「楽しい」「感謝します」「ゆるす」「しあわせ」「ありがとう」。漢方薬会社「銀座まるかん」の創業者・斉藤一人氏の座右の銘だ。自分が楽しいと感じる「人を幸せにする活動」をしていたら、結果として納税額日本一になったという。「これだ」。斉藤氏の生き様に感動した芳賀さんは「自分も誰かの役に立ちたい」と思いたち、故郷の今市(現日光市)へ戻った。

 

その後、市役所の臨時職員や図書館勤務のかたわら、パソコンを教えたのが縁でカラオケ店の店長も経験。仕事というよりも、人々との「ふれあい」が芳賀さんを様々な活動につなげていった。2007年からは母が理事長を勤めるNPO法人ウエーブへ。介護師の資格を取得し運営を支えながら利用者用送迎車の運転も担当する。ヤマハ時代に比べ給料はずっと安いけど「お金では買えない充足感でいっぱい」だという。

 

ウエーブの原点は「ふれあいサービス」隣近所の助け合い活動だ。介護保険制度で国の補助金が受けられるようになる以前から利用者である近所のお年寄りのために、庭の草むしりや雨漏りの処理、買い物などを行っていた。

心づくしのサービスが原点

2000年、介護保険制度の発足とともに事業所の資格を取るためにNPO法人化。今は国の補助金を受けられるようになった反面、ケアマネージャーの決めた方針から逸脱できない。自由と制約のせめぎ合いは続くが「ふれあいサービス」の精神は今も生き続けている。例えば、車椅子使用者のための東照宮参拝の補助だ。「一生に一度は日光を見学したいが自分には無理」と思っている人々の夢を実現してあげたい。「心づくしのサービス」がウエーブの原点だ。

ふれあいサービスの様子
ふれあいサービスの様子

団体について

特定非営利活動法人 ウエーブ 

321-1263 栃木県日光市瀬川95番地1 

TEL 0288-21-5330

FAX 0288-21-5388
http://npowave.jimdo.com/

 

〇会員制ふれあいサービス(家事援助・介護援助・子育て支援他)

〇介護保険事業(訪問介護・通所介護・居宅介護支援)

〇障がい福祉サービス事業(居宅介護・移動支援)

 


「ウエーブ」の活動を寄付で支援しませんか。

こちらからご覧ください。

とちコミ運営委員のコメント

地域コミュニティーが消滅しつつある現代、ウエーブのモットー「困った時はお互い様」は人類普遍の真理であることを実感した。「ふれあいサービス」、すばらしい! おいしいお蕎麦をごちそうさまでした。

▲クレジットカードでの手続き
▲クレジットカードでの手続き

これまでの寄付額

とちコミを通じた寄付額

 

14,662,027円

2017年4月20日現在

 

Loading