子どもの相対的貧困率は13.9%(7人に1人)。一般の夫婦+子の世帯の貧困率は15.6%ですが、ひとり親世帯はなんと50.8%。非常に高い水準です。子どもの貧困率は、世界の先進41か国中ワースト10位です。

 

誰のため?

 

 12,455人の宇都宮の貧困家庭の子ども+親を支援します。「勉強する機会がない、食べる人がいない、夏休みに食べ物がない、安心できる家がない」子どもたちと、困っている親がたくさんいます。

 

何をするの?

 

 貧困状況の子どもたちに「必要な支援が届くこと」を目指します。NPO等の支援団体や市民が主体となり、行政、学校、地域、企業の協力のもと、貧困家庭を継続的に支援します。

 

どうなるの? 

 

 学習支援・生活支援・居場所づくりを通じて“市民でできる貧困対策”を実施します。将来に夢を持ち、それに向かってチャレンジする子どもたちを、みんなで育てましょう。

 

・30人規模の子ども食堂を、1回開催できます。

・フードバンクでは、100円で1食分、150食分の食品を届けられます。

・1週間(2日)、30人の子どもたちに無料の学習教室が開設できます。

・6人の子どもが週2回ずつ、ホッとできる居場所(シェルター)を、1日運営できます。 (公的助成金50%の場合)

 

・1中学校区に、子ども食堂2つ+無料学習教室2つ+居場所が運営できます。

 

 

 

地域では、たくさんの団体が子どもたちを支援しています。ここでは、その一部を紹介します。参加サンタ全員の力で、貧困世帯の「食・生活・学び・体験」を支えます。

 

「お金がない」だけじゃない苦労。

 

 大学生の内田恵さん(19)は、母と2人暮らしで母には精神障害があった。父から母への暴力がエスカレートし、母が自殺未遂。小3の内田さんは、母が飛び降りるのを必死で止めた。

 

 やがて母の実家へ移り暮らすようになった。一度父が迎えに来たことがあったが、話し合いの末、父は帰っていきやがて離婚。母の実家でも安定した暮らしは長く続かず、アル中の叔父が攻撃してきたので、「ここでは暮らせない」と母と飛び出した。

 

 

子どもの貧困は見えない。

「食べられない」だけじゃない。

 

 次の居場所を市役所で相談したが、全く相手にしてもらえずマクドナルドで幾晩か夜明かしした。母が体調を崩して病院へ受診、みかねた病院から市役所に連絡が行き、すると市が態度変えて施設を用意してくれた。小学3 年で母と施設暮らしを経て、やがてS市で生活保護受けて暮らすようになる。中学でいじめに合い、一時不登校になったり反抗期になったりしたが、高校に入り勉強も頑張った。忙しくなって母との会話も少なくなった。

 

 あるとき、母が骨折してからは家事もやるようになった。幸い、国立大学に推薦入学で合格することができた。推薦というのは、他には受験できないので、落ちたら後がなかったが受かってよかった。

 

人のおかげで、今がある。

 

 しかし、入学時に困った。お金がないのである。貯金は3 万円しかなく、奨学金をもらうことは決定していても、初回振込まで耐えなければならない。困って社会福祉協議会に相談したが「バイトの賄いでつないでくれ」と言われて、どうしたらいいのかわからなくなった。そんなとき、心の支えになったのが、学習支援をしてくれていた人たちだった。人のおかげで今がある。

 

 最近、大学に申請していた全額学費免除が昨日ようやく通り、大学生活を送ることができている。

 

 今は、もともとS市で世話になった学習支援のNPOにボランティアとして通いつつ、母の所にも通う。母は精神疾患があり自炊ができずお金も足りない。でも「居場所だった学習支援教室」からボランティアへと立場が変わり、自分のことを聞いてくれる人がいなくなった。今度は自分が話を聞く番だと思う。

 

みんな皮一枚でつながっている。

頼る人もいない・・・

 

 伝えたいこと。…やる気があり、元気な人もいるが、みんな皮一枚でつながっている。頼る人が身内にいない。( 自分の場合は) 母の面倒も見ないといけない。

 

 大学に行けないのは今の時代、とても不利。奨学金を借りると「生活費があるから」と制度から外される。私立大だとさらに大変なのに…。でも、一方で助けてくれる人はたくさんいることを知ってほしい。

 



これまでの寄付額

とちコミを通じた寄付額

 

14,662,027円

2017年4月20日現在

 

Loading